2009年12月06日

ウッドデッキの選び方ポイント「安定性」

ウッドデッキの木材選びをする時に、耐久性と同時によく耳にする言葉に、「安定性」がありますよね。

木の安定性は、木の収縮する性質に大きく関係しています。

樹木として立っている木は、たくさんの水分を含んでいますが、木材としての木は、湿度が高い雨の日は伸び、乾燥する晴れた日は縮むというように、周囲の湿度との関係で、収縮していきます。
同じ木材でも、その方向によって縮み具合が違うので、「そり」や「ねじれ」ができるというわけです。

このそりやねじれの度合いが小さいものが、安定性に優れている木材ということになるのです。
一般的にみると、重くて強度が強い木の方が、安定性に優れているものが多いです。

この安定性、同じ木材でも、どの部分から取ったかによって変わってきます。

「板目」と「柾目(まさめ)」という言葉を聞いたことはありませんか?

板目は、木の中心軸から縁に向かって平行にずらして取った木材で、それに対し柾目は、木の中心軸から放射線状に平行になるように取った木材の事を言います。

板目と柾目では収縮の仕方が違い、板目はそりやすく、釘などで無理に押さえつけると
割れてしまう可能性があります。
収縮の少ない柾目は、ソリが少なく、割れにくいのが特徴です。
柾目は、樹齢の高い木から少ししか取れないこともあり、価格は柾目の方が高くなっています。

見た目的には、板目の方が面白みがありますよ。
1本の木でも同じ物がなく、不規則な木材独特の美しい模様をしています。
柾目は均等に木目が並んでいて、落ち着いた雰囲気があります。

見た目の面白い板目を選ぶか、そりの少ない柾目を選ぶか、ウッドデッキの木材としては、やはり柾目の方が良いと思われますが、木材選びの参考にしてみてくださいね。
  


Posted by kaeru3  at 19:36Comments(0)ウッドデッキ

2009年12月04日

自作ウッドデッキの基礎作り

安全で安心なウッドデッキを作るには、基礎作りが重要です。
基礎作りは重労働で大変ですが、手を抜くことなく、しっかりと行いましょう。

ウッドデッキを支える基礎石は、基礎部分でも重要な部分です。
重量を支えるだけでなく、木の腐食を防止する大切な役割もしていますよ。

基礎石は、石と名が付いていますが、最近ではコンクリートで作られたものが一般的で、束石や、沓石とも呼ばれています。
基礎石を使わずに、石の平板や、ピンコロと呼ばれる重量ブロックを基礎石として使うこともありますが、基本的にはホームセンターなどで売られている既成のブロックを使うと良いと思います。
基礎石は重いので、微調整が大変・・・という人には、樹脂製のものもあります。
軽くて大丈夫?と思いますが、1つで7t程の耐荷重があるそうですよ。
軽い木材を使ったウッドデッキには良いかもしれないですね。

その他に、柱を打ちとめる金具プレートが付いた「羽子板つき基礎石」や、4×4材がすっぽり差し込める2×材専用の基礎石もあるので、場合によっては利用してみてくださいね。

地面が柔らかい場合は、単に基礎石を設置するだけでは安定が悪いので、穴を掘って砕石を敷くこともあります。
これは見た目的にも少しお洒落に見えますよ。
その他に、地面を掘って型枠を作り、コンクリートを流し込む方法もありますが、この場合は、砕石やセメント、砂利や砂も必要となり、少し大掛かりになりますね。

基礎石を設置する時は、面倒でも、市販の水準器などを使い、しっかりと水平をとっておきましょう。
傾いたウッドデッキを作らないように・・・気をつけてくださいね!
  


Posted by kaeru3  at 19:18Comments(0)ウッドデッキ

2009年12月02日

自作ウッドデッキに必要な金具

ウッドデッキを作る時に必要な金具といえば、木ネジがあります。

木ねじはビスやコースレッドとも呼ばれていて、一般のネジよりピッチが粗く、山も大きいのが特徴です。
様々なサイズがありますが、ウッドデッキ作りには65mm~75mmのものが多く使われます。この2サイズの他に、45mmや90mmがあるとベストです。
木ネジは、製作途中で紛失してしまうこともあり、意外と多く必要になるので、大箱で買っておいた方が安心です。

木ネジの素材は、ステンレスやクロームメッキなどがありますが、ちょっと高価なステンレス素材のものがおすすめです。
ステンレス製のネジは、木材の腐食をおさえ、強度があり、サビにも強いのが特徴です。ウッドデッキを作成後、数年してから部材の交換が必要になった場合でも、腐食の少ない強度のあるステンレス製の木ネジなら、スムーズに取り外しができますよ。
特に、海辺など、錆びやすい地域で使用する場合は、ステンレス製のものが安心ですね。見た目的にも美しい状態を保つことができますよ。

木ネジの他に、接合金具を使う場合もあります。
有名なものはアメリカの木材金具のメーカー、シンプソン金具ですが、これは、板同士を確実に接合するための金具で、複雑な接合で使用する場合が多いです。
シンプソン金具を使えば安心ですが、本来シンプソン金具は、室内用を作る時に使う金具なので、屋外で使う場合は、サビ対策が必要です。
木材よりも先に金具の寿命が尽きてしまった、なんてことがないように、使用する場合はしっかりと対策しておいてくださいね。
  


Posted by kaeru3  at 09:19Comments(0)ウッドデッキ